工務店へのコンサルティングで、実際に成功している事例を集めました。事例から、各企業の特徴なども見えてきます。
多くの工務店経営で課題となっている、魅力的な住宅商品作り、集客方法、営業スキル、人材育成に対応した支援を提供しています。
主に零細企業向けのセミナーを多く開催しており、その数は年間300回ほど。少人数利益最大化戦略や提案力強化ツール、集客安定化プログラム、オリジナル商品開発、差別化戦略、信頼獲得プログラム、ホームページ戦略、資産価値の下がりにくい住宅など、支援体制が手厚いです。
紹介受注をメインに売り上げを順調に伸ばしていましたが、2006年から鉄骨や店舗関係の仕事が減り、新築は紹介受注に頼っていたため、着工棟数の減少の影響を大きく受け、一気に赤字経営に。社員も6人から3人に減り、わらにもすがるような気持ちでナックのセミナーに参加しました。
セミナーにて「努力よりも正しい選択をする」という事に気づきました。セミナー参加後にすぐに契約し、まずは事例に基づく商品開発に取り組みました。教わった通りにチラシを撒いて開催した内覧会には、毎回30組ものお客様が集まりました。その結果、新築受注を11ヶ月で10棟受注できました。
タイル貼りからエクステリアの仕事経験はあるものの、新築住宅の経験はなし。会社を設立し社員を抱えるようになってから、自分がやれば100で出来る仕事が、他の社員に任せたり教えながらこなすことで70になってしまいました。社員育成に悩んでいる時期にナックからの案内がきました。
ナックのシステムを導入したところ、経験のない社員も契約ができるノウハウがあるため、実績がない状態から新築受注10棟を達成することができました。
設計会社のLess is designと共同開発したデザイナーズ住宅「SIMPLE NOTE」をはじめ、社内制度を整える「POTENTIAL」、次世代リーダーを育てる研修「リーダースキャンプ」、インスタグラム代行支援「Q-AUTO」などのシステムを運営。徹底した現場主義の、現場理論による直接コンサルタントを提供しています。
既存の住宅事業と異なる価格帯・セールスフローとして「SIMPLE NOTE」を採用。住宅経験のない営業スタッフが担当し、1年で20棟ペースの受注成果を出しています。
増収のため、社内活性化と育成制度に着手。社員の考え方や働き方が変わり、数字を意識するようになりました。若手が即戦力として育成し、売り上げが約2倍に。
WEBやSNSなどのオンライン集客や、過去のデータ分析から人事制度の提案や就業ルールづくりを支援。課題に合わせた専用システムで、業務のスリム化を達成します。また、資金調達の助成金サポートもおこなっています。
経営陣と現場社員との間に意識の違いがあったため、人事評価策定コンサルティングを導入。20段階のプロセスで丁寧に制度設計を進め、従業員の意見も採用。経営側と現場で共通理解を得られる指針をつくりました。
優建会(優良住宅を建てる会)を基本としたコンサルティングサービスを提供しており、会員になることでサービスが受けられます。より自社に合わせたサポートを希望する会社には、個別コンサルティングなどのサポートも。
大きな戦略だけでなく、営業への細かいアドバイスや営業ツールの作成、広告など、いろいろな相談に乗ってもらいました。横のつながりを紹介してもらうこともあり、営業面でとても助かっています。
見学会での接客ノウハウを実践したところ、今までとは比べ物にならないくらいにアポイントが取れるようになりました。うまくいかないことがあっても、再度研修を受ける事で修正されて成果につなげることができています。
地域工務店やビルダーのための住宅ビジネス研究会「住宅産業塾」を運営。成功事例から学ぶベンチマーキング手法によるコンサルティングを提供しています。
コンサルティングを受けながらモデルハウスの設計をおこないました。その過程で必要な事を学び、刺激も受けましたし、再確認する良い機会にも。材料の都合で決めていた設計が、意図を明確にして作り込むようになりました。
サテライト会員として入会。優れた企業の取り組みを分析することで、とてもよい刺激に。住宅ビジネスの基本を学び、何をしていけばよいのかを見直すきっかけになりました。
工務店や住宅会社を対象としたコンサルティングとプロデュースを得意とするプラス経営。注文住宅に特化して培ってきたノウハウでお客さんに選ばれる会社を目指しています。
デザイン力という強みもあり、SUUMOなどの住宅雑誌に掲載すると反響も数多く得られたとのこと。しかしデザイン住宅という競争も激しいため、ローコストのデザイン住宅との競合が課題になっていました。そこでプラス経営にコンサルティングを依頼し、ロゴの設定やホームページのプロデュース、ブランドブックの作成などを実施。これまでのデザイン住宅の直接的な訴求ではなく、都心近郊ならではの「豊かな寛ぎのある暮らし」を訴求するコンセプトに変更。これまでと比較し、顧客の属性が向上するなど経営者も驚くほどの効果が得られています。現在では来場顧客の変化にスムーズに対応できるよう提案オペレーションをテーマに掲げ取り組んでいるそうです。
兄弟二人で経営を行っている小規模の工務店の事例です。小さな工務店のため知名度や認知度もほとんどなく、見学会の集客や資料請求の反響に苦戦している状況。そのためホームページの改定をしたいとの依頼から、コンサルティングが開始しました。
これまで上手にアピールしきれていませんでしたが、建築・ものづくりに対しては、とても高いセンスを追っており、兄弟の特性を生かしたコンセプトを提案。ホームページ変更後の完成見学会では、予約制にもかかわらず10組の予約集客を獲得した成果を残しています。今後は更に多くの方々から選ばれる工務店を目指し、認知度を高めるためのマーケティングに取り組んでいます。
これまで培った経験やノウハウを駆使して、全国に導入・会員工務店を抱えるフォーセンス。新規参入の事業者でも宣伝がしやすいように、フォーセンスが開発した住宅を自社商品として販売できるのが魅力です。
今よりも利益を出せる会社にしたいという漠然とした目標があり、元請けの工務店を目指した方がいいのではないかと思うように。元請けになるためには集客が重要だと思い、フォーセンスさんに依頼しました。フォーセンスさんの話を聞いていると、コレだ!と思うことが多く、やってみたいと思うように。漠然としていたものが、明確になった感じがします。私たちだけでカッコいいデザインの住宅をつくれればいいのですが、ノウハウもないため、フォーセンスさんの家はデザイン性にも優れており、集客に繋がると確信。役員会社が体験してきた成功や失敗の情報も共有してくれて、とても参考になりました。
平成23年に立ち上げたばかりの会社なので、実績も乏しく、専任のスタッフもいないため、土地探しに来店された方に建築できると伝える程度の宣伝しかしていませんでした。積極的に活動していないので、1年目に受注できたのは数棟程度。フォーセンスのシステムを導入することで、大多数の方にこういう家が欲しいというデザイン性や心を掴める販促ツール、アレンジできる自由さの3つが特に役立っています。徐々に受注棟数も増え、平成27年には2ヶ月後の決算までに22棟受注するペースです。営業2人での受注棟数としては、決して悪くない数字だと思っています。
各社の得意領域を見定める
「正しい選択」とは?
工務店コンサルタント25社を徹底分析!自社に合ったコンサル会社を見つける方法を教えます。
各企業によって得意領域は異なり、セミナーや事例を参考にしても、特色があります。「小規模工務店から大手のビルダーまで対応しています」という企業もたくさん存在するけど、工務店は企業規模によって課題が偏ってくる業界でもあります。年間棟数を5棟増やしたい工務店と、100棟を超えたので150棟を目指す地域ビルダーでは対策もまったく異なってきます。
企業規模を掲載している会社は、的確なコンサル戦略を立てているからこそ、各社の公式HPで決まった規模のアピールができると考えられます。こうした理由により、Google検索で「工務店コンサルタント」と検索し、検索結果に表示された会社のうち、公式サイトで「企業規模の記載」が確認できた3社をピックアップして紹介しています(※2021年8月1日時点)。